ホームセンター大手のコーナン商事の2010年2月期単体業績は、既存店の苦戦で売上高は前期比1.1%減の2820億円と1996年の上場以来初の減収となったものの、プライベートブランド商品の販売拡大などで売上総利益率が1.1ポイント改善の32.4%となり、販売管理費を約5億円削減したことも効いて、営業利益は24.8%増の137億円となった。
棚卸資産の評価損24億円、減損損失14億円など46億円の特別損失を計上した影響で純利益は33.0%減の21億円だった。
当期は7店舗を新設(1店舗を閉鎖)、店舗数は224店となったが、既存店売上高は3.4%のマイナスだった。
11年2月期も7店舗を新規出店の計画で、業績見込みは売上高2826億円(0.2%増)、営業利益144億円(4.5%増)、純利益は2.3倍の49億円となっている。