【しまむら】 12年2月期の営業利益は4.1%増の415億円、一転増益予想に
衣料品専門店のしまむらは2010年3~8月期の業績が好調だったことから、12年2月期通期の業績予想を上方修正、営業利益は415億円になりそうだ。従来予想からは19億円の上方修正で、減益予想から一転して前期比4.1%増の増益を見込む。
3~4月は震災と計画停電で売上げを大きく落としたが、6~8月では既存店が1.2%の増収と回復してきた。
主力のしまむら業態では機能性肌着などのプライベートブランド(PB)商品の売上げが9.7%増と好調で、売上げ全体に占めるPBの割合は42.0%に拡大した。ただ、震災後に膨らんだ在庫の値下げ処分などがあったため、全体の粗利益率は31.2%と前年同期より0.3ポイント悪化した。
期中に出店したしまむら業態20店舗のうち13店舗は都市部への出店で、引き続き都市部の出店を強化していく方針。また、総合スーパーへの初出店となった「ゆめタウンみゆき」(広島市)内の店舗は順調に推移しているようで、今後も総合スーパーへの出店が増えそうだ。