ローソン、店内調理の弁当・総菜を全国1000店に導入

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 ローソンは6月16日、弁当や総菜の店内調理サービスを全国展開することを明らかにした。2010年度中(11年2月末まで)に関東・関西地区の200店舗で導入、その後15年度までに全国1000店舗での展開を目指す。

 店内厨房を設けてオムライスやパスタ、ピザなどを客の注文を受けてから3分以内で調理するほか、ビュッフェ方式でコロッケ、玉子焼きなど総菜約25種類を日替わりで販売、また、昼食などのピーク時間帯に約10種類の弁当を日替わりで提供する。中心価格帯はいずれも390円。

 ローソンは04年から札幌市や東京都などの複数の店舗で店内調理の実験を続けてきた。09年4月に神戸物産(兵庫県加古郡稲美町)との折半出資で設立した「神戸ほっとデリ」が、食品工場を持つ神戸物産とローソンが蓄積したノウハウをまとめて、効率のいい店内調理の仕組みを確立した。パートやアルバイトでも短時間で簡単に調理できるよう神戸物産の工場で下ごしらえを済ませた上で、各店舗に料理素材を配送する。

 神戸物産は、全国で「業務スーパー」523店舗をフランチャイズ展開するほか、食品製造のノウハウを生かした弁当・総菜販売の新業態「Green’s K」の展開を昨年10月からスタート。準大手スーパーのオークワ(和歌山市)とも先月、オークワ店内で出来たて弁当・総菜を提供することを目的に合弁会社を設立することで合意している。

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