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【大日本印刷】大手書店のジュンク堂を傘下に、株式の51%取得

 大日本印刷は18日、大手書店のジュンク堂(神戸市)の発行済み株式の51%を取得したと発表した。ジュンク堂は関西や首都圏などに大型書店33店舗を展開、事業規模を急速に拡大してきたことから資本増強を検討していたという。同社の売上高は405億円、営業利益は4億円(ともに2008年1月期)。

 大日本印刷は2007年に大手書店丸善と資本提携、08年8月には株式を追加取得して出資比率を51%に引き上げ、子会社化している。また、書籍卸の図書館流通センターも子会社化しており、今年8月には丸善と図書館流通センターが共同持株会社を設立して経営統合する予定となっている。

 書籍・雑誌の販売市場の縮小で経営が苦しい書店は多く、今後大日本印刷が業界再編の核となってくる可能性もある。