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高級スーパー成城石井、上場へ=親会社ローソンが検討

成城石井のロゴマーク
〔写真説明〕成城石井のロゴマーク

 ローソンが子会社の高級スーパー、成城石井(横浜市)の新規上場を検討していることが12日、分かった。早ければ2023年2月期中に東京証券取引所に申請し、24年2月期のプライム市場上場を目指す。成城石井の経営の自由度を高め、成長を後押しするのが狙いとみられる。

 ローソンは、上場で調達する資金を国内コンビニ事業への投資などに充てる計画。上場後の持ち株比率など詳細は今後詰める。

 成城石井は1927年、東京都世田谷区成城で食品店として創業。76年にスーパーとなり、現在は大都市圏を中心に約200店舗を展開している。ワインや輸入チーズなど高級食材の品ぞろえが充実しているのが特徴だ。

 ローソンは2014年、約550億円を投じて投資ファンドから成城石井の全株式を取得した。同社の22年2月期決算は、コロナ禍の「巣ごもり消費」を背景に純利益が前期比13.2%増の73億円となるなど好調を維持している。