コーナン商事、不正再発防止策の進捗状況を発表
コーナン商事は、元取締役の不正取引に対する不正再発防止策の進捗状況を発表した。
業務分掌・職務権限見直しプロジェクトを立ち上げて、権限集中を排除し、業務分掌規程、職務権限規程等関連する規程類の見直しを行い、期末までに、関連する規程類の整備を完了する予定だ。
また買掛プロジェクトと不動産管理プロジェクトも開始。買掛プロジェクトでは、取組課題商品の仕入(海外・国内)に関する業務フローの見直しを実施。不動産管理プロジェクトでは、取組課題店舗開発に係る手続き・テナント契約、発注業務などに関する見直しと再構築を図る。
2014年2月期第3四半期決算は、売上高は2064億で前年同期比0.1%減だった。第1四半期は1.0%減、第2四半期は0.6%減だったので、減収幅は縮んだ。
売上総利益率が急速な円安進行に伴う仕入原価の上昇等から36.1%と前年同期から0.3ポイント低下。店舗数の増加に伴う人件費、減価償却費などの増加や新物流センターの稼働開始に伴う備品費の増加から、販売費及び一般管理費が4.1%増加したため営業利益は25.2%減の100億円となった。
通期予想は、売上高2730億円(前期比0.4%増)、営業利益128億円(21.2%減)、経常利益110億円(23.1%減)、当期利益60億円(21.0%減)の見通し。