エコス
商品改革、サービス力向上で
27年2月期に営業収益1600億円へ
エコスは食品スーパー(SM)子会社4社(たいらや、与野フードセンター、マスダ、ココスナカムラ)を持ち、茨城・栃木・埼玉・東京・千葉・福島・神奈川の1都6県で136店舗を展開する。各社の店舗数はエコス74店舗、たいらや28店舗、与野フードセンター13店舗、マスダ13店舗、ココスナカムラ8店舗だ(2025年2月末)。
エコスは1965年、青果物販売の個人商店八百元を改組し、たいらや商店を設立したことに始まる。77年に多摩ニュータウンにSM1号店を出店。84年に組織変更しスーパーたいらやを設立した。99年にエコスに商号を変更。M&A(合併・買収)も積極的に行い、04年にはマスダとやまうちを連結子会社化した(08年両社合併)。20年には与野フードセンターを、24年にはココスナカムラを連結子会社化した。
エコスは「正しい商売」という社是のもと、地域に最適なSMとして食文化に貢献する企業をめざし、「安全・安心」「健康」「美味しさ」「鮮度」を重視した商品の提供と楽しく豊かな食生活の提案ができる店づくりを進めている。
25年2月期は10店舗をリニューアルした。新規出店はなく、2店舗の閉鎖を実施した。物流面では物流業務の効率化と能力拡大を図るため、24年11月に「ふじみ野センター」を新設し、グロサリー商品の仕分け・配送業務を既存センターから移管した。連結子会社化したココスナカムラは、東京都23区内に生鮮食品を中心としたSM7店舗とベーカリーショップ1店舗を展開する。同社については24年9月から連結を開始した。
25年2月期業績は営業収益1371億円(前期比5.5%増)、営業利益60億円(同5.4%増)、経常利益62億円(同6.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益41億円(同15.4%増)だった。
27年2月期まで3カ年の中期経営計画では、商品改革、サービス力向上、人材育成、法令遵守、従業員満足度の向上などを重点テーマに掲げる。25年2月期は売上高、経常利益ともに若干の未達だった。中計では27年2月期に営業収益1600億円、経常利益70億円をめざしている。
代表取締役社長執行役員 : 平 邦雄
| 売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 130,039百万円 | 25.7% | 4.3% | 24.2% | 4.5% | 2.7% |
決算期:2024年2月 / 連結







