エコス、5600万円の最終赤字に 10年2月期

2010/04/16 17:13
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 首都圏が地盤の食品スーパー、エコスが発表した2010年2月期の連結業績は最終損益が5600万円の赤字(前期は3億円の黒字)に転落した。

 新規出店を2店舗にとどめる一方で、不振の4店舗を閉鎖、既存店ベースで3.9%の減収となったこともあり、売上高は6.9%減の1076億円に落ち込んだ。テナント収入が減ると同時に売上総利益率も25.3%と0.6ポイント悪化し、営業利益は33.5%減の4億円となった。売上高営業利益率は0.4%と非常に低い水準となっている。

 営業外費用での支払利息の負担や特別損失での有価証券売却損の計上、さらには税負担の増加などもあって最終損益は赤字となった。

 11年2月期はグループで7店舗の新設を計画するものの、テナント収入の減少などから売上高に営業収入を加えた営業収益は4.5%マイナスの1050億円にとどまりそうだ。一方で、経費削減効果などで営業利益は81.6%増の7億円、純利益は2億円の黒字転換を見込んでいる。

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