エコス、第3四半期決算は増収増益で堅調
エコス(東京都)が1月10日に発表した2025年2月期第3四半期決算(連結2024年3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比4.8%増の1,018億円、営業利益が3.2%増の42億円、経常利益が4.1%増の44億円で、増収増益を維持した。
第3四半期連結累計期間は、東京都23区内で生鮮食料品を中心とした食品スーパーマーケット7店舗とベーカリーショップ1店舗を展開するココスナカムラの全株式を2024年9月1日付で取得。また、物流業務の効率化と能力拡大のため、2024年11月に「ふじみ野センター」(埼玉県入間郡三芳町)を新設し、加工食品などのグロサリー商品の仕分け・配送業務を既存センターから移管した。
店舗については、既存店舗の活性化策として4店舗の改装を実施したほか、運営面では、自動発注システムの利用拡大(作業効率改善)、従業員のマルチジョブ化(生産性の向上)、SNSなどによる積極的な情報発信(集客の強化)を進めた。
連結売上総利益は14億900万円増の261億2,000万円。売上総利益率が約0.2ポイント改善して、営業総利益は13億8,900万円増の288億6,400万円を計上。販管費の12億5,600万円増を吸収し、営業利益で1億3,200万円増やした。
2025年2月期の連結業績については、営業収益で1.5%増の1,320億円、営業利益で2.9%減の55億5,000万円、経常利益で6.4%減の営業利益同額の55億5,000万円、純利益で0.6%増の36億円を見込んでいる。