エコス、本決算は5%超の増収・増益
エコス(東京都)が4月11日に発表した2025年2月期決算(連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、営業収益が前期比5.5%増の1,371億7,600万円、営業利益が5.4%増の60億2,000万円、経常利益が6.0%増の62億8,500万円、純利益は15.4%増の41億3,100万円となり、売上高・利益とも5%超の伸びを達成した。
連結財政状態については、総資産が55億2,400万円増の577億300万円、純資産が35億9,000万円増の268億6,400万円、自己資本比率は2ポイント改善して46.6%に高めた。
当連結会計年度は、東京都23区内で生鮮食料品を中心とした食品スーパーマーケット7店舗とベーカリーショップ1店舗を展開するココスナカムラの全株式を2024年9月1日付で取得して子会社化。第3四半期連結会計期間から連結を開始した。
物流業務の効率化と能力拡大の面では、「ふじみ野センター」(埼玉県入間郡三芳町)を2024年11月に新設し、加工食品などのグロサリー商品の仕分け・配送業務を既存センターから移管。また、既存店の活性化策として計10店舗でリニューアルを行い、既存店売上高前期比2.9%増に寄与した。
売上高の伸長に伴い、売上総利益は25億2,800万円増の360億6,700万円となり、売上総利益率は0.47ポイント改善して27.01%にアップ。営業収入はほぼ前期並みで推移し、営業総利益は25億2,100万円増の397億2,200万円を計上。
販管費は、給与・手当10億8,400万円増、福利厚生費1億5,300万円増、減価償却費1億8,600万円増、水道光熱費1億7,600万円増などで、計22億1,500万円の増加となったが、営業総利益の増加分で吸収し、営業利益を3億600万円増やした。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で2.1%増の1,400億円、営業利益で0.3%減の60億円、経常利益で4.5%減の60億円を見込み、増収減益の決算を予想した。