[28日 ロイター] – カナダの電子商取引サイト構築サービス、ショッピファイが28日発表した第3・四半期決算は売上高が前年比46%増加し、株価は一時9%上昇、7%高で取引を終了した。
総売上高は11億2000万ドルだった。市場予想の11億4000万ドルをわずかに下回った。顧客店舗のサブスクリプション(定期購入)を通じた売上高は3億3620万ドルで、37%増加した。
調整後の1株利益は0.81ドル。予想は1.18ドルだった。
ショッピファイの売り上げは大きく拡大しており、直近6四半期のうち、4四半期で90%を超える増収を記録した。
新型コロナウイルスの制限緩和で外出が増え、またアマゾン・ドット・コムなど競合が顧客維持へサービスを強化する中でも、ショッピファイは順調に成長を続けている。
ジェフリーズのアナリスト、サマド・サマナ氏は「ショッピファイは新型コロナ流行前から高成長企業で、感染拡大を受けた追い風が弱まった後もそうあり続けるだろう」と述べた。
ただ、ショッピファイはアナリストとの電話会議で、年末商戦に向けて「サプライチェーン(供給網)制約の圧力」に懸念を示した。