[27日 ロイター] – 米電子商取引(EC)大手イーベイが27日発表した第3・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。一方、第4・四半期の売上高見通しは市場予想を下回った。新型コロナウイルス下で好調だったネット販売の伸びが経済活動の平常化に伴い鈍化しつつあることが示された。
第4・四半期の売上高は25億7000万─26億2000万ドルになるとの見通しを示した。リフィニティブIBESがまとめたアナリスト予想平均は26億5000万ドル。
調整後の1株当たり利益は0.97─1.01ドルと予想。アナリスト予想は1ドル。
第3・四半期については、マーケットプレイスの実利用者数が5%減少した。サイトの総取引額(GMV)も10%減少した。
一方、決済サービスの好調などで売上高は11%増加し、市場予想を上回った。
イーベイは、アマゾン・ドット・コムやエッツィーなどとの競争激化を受け、ここ数年、買収などを通じて中核事業のオークション・電子商取引(EC)部門を拡充している。
第3・四半期の調整後1株当たり利益は0.90ドルとなり、市場予想を0.01ドル上回った。