[11日 ロイター] – 米電子商取引(EC)大手イーベイが11日に発表した第2・四半期決算は売上高が市場予想を下回った。第3・四半期の売上高見通しも市場予想を下回り、経済活動の再開やワクチン接種の進展などで、新型コロナウイルス感染拡大を受けた電子商取引の需要増が薄れていく可能性があることが示唆された。
イーベイは第3・四半期の売上高を24億2000万─24億7000万ドルと予想。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は29億2000万ドルだった。
株価は引け後の時間外取引で1%下落した。
競合の米アマゾン・ドット・コムも7月に発表した第2・四半期決算で売上高が市場予想を下回り、今後数四半期にわたって売上高の伸びが鈍化するという見通しを示していた。
イーベイの第2・四半期決算は、売上高が26億8000万ドルに増加。ただアナリスト予想の30億ドルには届かなかった。
ECサイトの総取引額(GMV)は7%減の221億ドルだった。
調整後の1株当たり利益は0.99ドル。アナリスト予想は0.95ドルだった。
イーベイは、自社株買いプログラムを30億ドル拡大すると発表した。