青山商事、「デジタル・ラボ」を郊外店にも導入、店舗でEC在庫を検索・注文

2019/11/28 10:06
    ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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    青山商事、「デジタル・ラボ」を郊外店にも導入、店舗でEC在庫を検索・注文
    ECサイト上にある1000万点以上の在庫から好みの商品を選ぶことができる

     青山商事は店舗でEC(インターネット通販)の在庫を検索・注文できるシステム「デジタル・ラボ」の導入を郊外店に広げる。12月2日から紳士服専門店「洋服の青山」のフレスポ能代店(秋田県能代市)、いわき平店(福島県いわき市)、岡山大安寺店(岡山市)など地方の6店舗で順次、運用を開始する。

     デジタル・ラボは、店舗で採寸して商品のサイズなどを確認した上で、タブレット端末を持った店員と相談しながらECサイト上にある1000万点以上の在庫から好みの商品を選ぶことができるシステム。大型のデジタルサイネージ(電子看板)でスーツとシャツ、ネクタイなどとのコーディネートを確認することも可能だ。注文した商品は自宅への配送か、店頭での後日受け取りを選択できる。

     デジタル・ラボの導入店舗では同じ色柄の商品をサイズ別で取り揃える必要がないため、店舗スペースを有効に活用できる。2016年10月に秋葉原電気街口店(東京都千代田区)でデジタル・ラボを導入して以降、都市部にある売り場面積100坪(約330平方メートル)未満の小型店を中心に23店舗で導入してきた。

     今回は地方郊外の売り場面積200坪以上の大型店に導入する。導入店舗ではスーツの品揃えを絞る一方で、ジャケットなどのカジュアル商品の売り場を広げる。今後は、オーダースーツの取り扱いなども検討する。

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