ドン・キホーテ

ユニーとのダブルネーム店舗を展開加速

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス（PPIH）傘下で、総合ディスカウントストア（DS）「ドン・キホーテ」を運営する。

隙間なく商品を並べて、店内は半ば迷路のようなレイアウトの「圧縮陳列」、商品の仕入れや価格決定が担当者の裁量に委ねられているのが特徴で、「ドンキ」の愛称で若者から支持を集め、成長してきた。
2022年6月期の売上高は6905億円。戦略施策であるPB/OEM強化やプライシング精度の向上もあって、コロナ禍で苦戦した前期から一転して増収となった。なお、GMS事業などを含めたPPIHの売上高は1兆8313億円。

PPIHが18年にユニーを子会社化して以降、ユニーの店舗を、「MEGAドン・キホーテUNY」「ドン・キホーテUNY」のダブルネーム店舗に順次業態転換しており、23年6月期末にはダブルネーム店舗は累計63店舗となる予定。また、近年はドン・キホーテ単独で、菓子や酒類、コスメなどの得意なカテゴリーに特化した業態の出店も進める。22年6月期末、PPIHの展開するDS店舗数は468店舗（小型店の「ピカソ」など含む）。