DCM HD

ケーヨーを吸収合併、24年度5505億円見込む

 2006年、カーマ、ダイキ、ホーマックが経営統合し、DCM Japanホールディングス(HD)(現DCMHD)を設立した。3社の事業エリアが、それぞれ中部、四国、東日本と重複していなかったことが背景にある。

 その後、オージョイフル(大阪)をダイキが吸収合併。サンワ(青森)、くろがねや(山梨)を傘下に置き、21年9月に、DCMカーマ・DCMダイキ・DCMホーマック・DCMサンワ・DCMくろがねやの5社を統合して、事業会社DCMを設立した。22年には、店舗の名称もDCMに統一した。

 24年1月に、持分法適用関連会社となっていたケーヨー(千葉)を完全子会社化。24年9月にケーヨーはDCMと合併し、それに伴い、従来の「ケーヨーデイツー○○店」は、順次「DCM○○店」に変更となる。

 DCMHDの24年2月期の業績は、営業収益4886億円(対前期比2.5%増)、営業利益286億円(同4.6%減)の増収営業減益だった。22年3月に完全子会社化した家電ECのエクスプライスと、ケーヨーの売上高3カ月分が連結対象となり、増収に寄与した。

 プロショップの「ホダカ」は前年から6店舗増の63店舗と着実に増えており、全店売上高が7.1%増の230億円となっている。今後は居抜き出店などで同業態店の出店を加速し、30年度には、店舗数120店舗、売上高500億円をめざす。

 25年2月期は、営業収益で12.7%増の5505億円を見込んでいる。同社は中期経営計画で26年2月期に5500億円を目標にしていたが、前倒しで達成しそうだ。

代表取締役社長 兼 COO : 石黒 靖規

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
488,613百万円32.8%5.8%28.4%5.6%4.3%

決算期:2024年2月 / 連結

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