イオン九州
ウエルシアプラス、マックスバリュエクスプレスの出店を加速
SM(食品スーパー)、GMS(総合スーパー)、DS(ディスカウントストア)、HC(ホームセンター)などを展開するイオン九州の2023年度(24年2月期)業績は、営業収益5103億円、営業利益103億円、経常利益105億円、親会社株主に帰属する当期純利益70億円となった。23年度から連結財務諸表を作成しているため前年度比の数値はないが、単体ベースでいずれも過去最高を更新した。
店舗面では、GMS1店舗、SM6店舗、HC1店舗、サイクル専門店1店舗、イオンウエルシア九州が運営する「ウエルシアプラス」5店舗の計14店舗を新規出店した。SMの新店6店舗には、都市部における小型SM「マックスバリュエクスプレス」3店舗を含む。ウエルシアプラスは、調剤併設型ドラッグストアと生鮮食品・弁当・総菜などを揃えたSMを融合させた新フォーマットだ。閉店は6店舗で、23年度末における店舗数は338店舗となった。店舗改装はGMS7店舗、SM7店舗、HC1店舗で行った。同社は、新中期経営計画(24〜26年度)において、「九州でNo.1の信頼される企業」の実現に向け、「商品改革」「成長領域へのシフト」「既存資産の魅力度向上」「生産性・経営効率の向上」「サステナビリティ経営の推進」に取り組む。
24年度は、店舗面ではウエルシアプラス、マックスバリュエクスプレスの出店を加速するほか、既存店の活性化投資を計画的に推進する。商品面では24年3月、機構改革において「デリカ商品統括部」を新設し、従来の部門の枠を越えたオリジナル商品の開発を推進する。また、今後も続くと予想される物価高への対応として、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」や同社独自施策「しあわせプラス」の展開を拡大し、顧客の生活応援施策に取り組む。店舗・本社部門を含めたDX活用による生産性向上に取り組む。24年度連結業績については、営業収益5340億円(23年度比4.6%増)、営業利益106億円(同2.1%増)、経常利益106億円(同0.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益51億円(同27.4%減)を見込んでいる。
代表取締役社長 : 柴田 祐司
売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
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510,317百万円 | 24.7% | 2% | 27.7% | 2% | 1.3% |
決算期:2024年2月 / 連結