英モリソンズ、フォートレスの増額買収案に同意 対抗案へ猶予も
[ロンドン 6日 ロイター] – 英大手スーパーのモリソンズは、ソフトバンクグループ傘下の投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループの連合による67億ポンド(93億ドル)の買収に同意した。
6日の発表によると、1株=270ペンスと2ペンスの特別配当に増額された買収案について、取締役会は全会一致で推奨するとしたした。
しかしその後、米プライベート・エクイティ(PE)会社クレイトン・ドゥビリエ&ライス(CD&R)が対抗買収を検討するため猶予を求められたことも明らかにした。
モリソンズとCD&Rは、英企業買収規制機関のテイクオーバーパネルに、CD&Rの意向を明確にするため9日の期限を延長するよう求めた。
モリソンズはフォートレスの買収提案への株主投票を16日に予定していたが、27日に延期した。このためテイクオーバーパネルはCD&Rの期限を20日に設定する可能性が高い。
6日の取引でモリソンズ株は提示を上回るフォートレスの278.8ペンスで引けた。