ENEOSなどがロボット宅配の実験、ローソンなど複数店の商品を注文可能
ENEOSホールディングスは1月28日、ロボット開発のZMP(東京都文京区)および出前・宅配代行のエニキャリ(東京都千代田区)と共同で、自動走行ロボットを使った宅配の実証実験を始めると発表した。3社は2022年をめどにロボット宅配システムの商用化を目指す。
東京都中央区の佃・月島エリアにおいて、2月8日から26日まで実験を行う。実験では、コンビニエンスストアの「ローソン」「ミニストップポケット」や牛丼の「松屋」、居酒屋の「磯丸水産」など10店舗の商品を注文できるようにする。
配送先は中央区佃のマンション3棟。注文・配送用の仕組みをエニキャリが開発、ZMPの宅配ロボット「デリロ」が歩道を自動走行して商品を配達する。実験では人がロボットに同行する。
全体の運営はENEOSが担い、東新エナジーが運営するガソリンスタンドをロボットの保管・運用拠点とする。利用者は商品代金のほか、手数料と送料を負担する必要がある。ロボットが全て稼働中の場合は、エニキャリの配達員が商品を宅配する。