アサヒ、20年1―9月期営業利益は26.2%減 通期業績予想は維持

ロイター
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アサヒビールと書かれたグラスに注がれたビール
アサヒグループホールディングスが5日発表した2020年1―9月期(国際会計基準)の連結営業利益は、前年同期比26.2%減の1180億円だった。写真は、アサヒビールと書かれたグラスに注がれたビール。2015年10月23日にシンガポールのバーで撮影。(2020年 ロイター/Tim Wimborne)

[東京 5日 ロイター] – アサヒグループホールディングスが5日発表した2020年1―9月期(国際会計基準)の連結営業利益は、前年同期比26.2%減の1180億円だった。第2・四半期を底に回復傾向にあるものの、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外食産業の低迷や外出自粛の影響は続いている。

売上収益は同5.1%減の1兆4713億円、純利益は29.5%減の795億円だった。

主要部門である酒類事業の営業利益は25.3%減の575億円。製造原価の低減や収益構造改革に取り組んだが、飲食店向けビールの需要低下により減益となった。

飲料事業では12.2%減の212億円だった。外出自粛の影響などで自動販売機の売上が減少した。

20年12月期の通期業績・配当予想に変更はなかった。連結営業利益は前期比38.4%減の1240億円を見込む。年間配当は前期から6円増配の106円を予想している。

リフィニティブがまとめたアナリスト15人による営業利益の予想平均値は1387億円となっている。

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