米イーベイの第3四半期、利益が予想上回る ネット通販需要堅調
[28日 ロイター] – 米電子商取引大手イーベイが28日発表した第3・四半期決算は利益が予想を上回った。新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増え、ネットでの買い物が増加したことが利益を押し上げた。第4・四半期については、市場予想を上回る売上高見通しを示した。
一方、比較的頻繁に商品を購入している顧客(アクティブ・バイヤー)の数は、第3・四半期に前期比100万人増にとどまり、1億8300万人だった。これを受け、時間外で株価は一時5%下落した。
アトランティック・エクイティーズのアナリスト、ジェームズ・コードウェル氏は「アクティブバイヤーの数は、新型コロナによる追い風が弱まった時、どのような成長が期待できるかという懸念が高まっていることを示している」と語った。
第3・四半期の継続事業純利益は3倍近く増え、6億2100万ドルだった。一時項目を除く1株当たり利益は0.85ドルで、アナリスト予想(同0.77ドル)を上回った。売上高は約25%増加し、26億1000万ドルと、アナリスト予想(24億8000万ドル)を上回った。
第4・四半期の売上高は26億4000万─27億1000万ドルになると見込んでおり、リフィニティブがまとめたアナリスト予想(25億4000万ドル)よりも高水準。
通年の売上高見通しを100億4000万─101億1000万ドルに引き上げた。この見通しには、7月にノルウェーのアデビンタに92億ドルで売却合意したクラシファイド広告(案内広告)事業の売上高は含まれていない。