H&M、来年250店舗削減へ オンラインにシフト
[ストックホルム 1日 ロイター] – スウェーデンのファストファッション大手H&Mは1日、来年、差し引きで250店舗を閉鎖する計画を明らかにした。新型コロナウイルスの流行を受けて、オンライン販売が増えていることが背景。
同時に発表した第3・四半期(6-8月)決算は利益が予想を上回った。
H&Mは数十年かけて世界中に店舗網を広げてきたが、来年、現在の店舗数の5%に相当する250店舗を差し引きで閉鎖する予定。
オンライン販売の流れを背景に、過去数年は閉鎖店舗数が新規出店数を上回っている。
同社は9月の販売について、引き続き新型コロナの影響から回復が進んでいると表明。
ヘレナ・ヘルマーソン最高経営責任者(CEO)は「厳しい状況はまだまだ続いているが、最悪期は脱したとみている」と述べた。
0804GMT(日本時間午後5時04分)現在、H&Mの株価は6.0%値上がりしている。
第3・四半期(6-8月)の税引き前利益は23億7000万スウェーデンクローナ(2億6560万ドル)。前年同期は50億1000万クローナ、リフィニティブがまとめた市場予想は20億3000万クローナだった。
9月の販売は現地通貨建てで前年比5%減。6-8月は19%減だった。