アクシアル リテイリング、第1四半期決算は増収増益で推移


アクシアル、Axial

 アクシアル リテイリング(新潟県)が8月5日に発表した2026年3月期第1四半期決算(連結2025年4月1日~6月30日)は、売上高が前年同期比7.1%増の712億4,400万円、営業利益が3.6%増の27億4,900万円、経常利益が2.5%増の28億3,500万円となり、増収増益で今期をスタートした。

 売上総利益率は前年同期より0.6ポイント低下して28.44%となったが、売上総利益は前年同期を9億4,500万円上回る実績を確保。また、強力な営業政策を実現するための原資として、諸経費の統制・削減、デジタル化の推進、労働時間管理などのコスト・コントロールを徹底し、営業利益、経常利益、四半期純利益は、いずれも前年同期を上回る実績を確保した。

 販管費については、賃上げ実施による人件費の増加や燃料価格上昇に伴う配送費の増加、前年度の設備投資による減価償却費の増加、キャッシュレス決済増加による支払手数料の増加で8億5,100万円増えたが、売上総利益の増加分で吸収。営業利益は9,400万円増加した。

 第1四半期のスーパーマーケット事業の経営成績は、売上高が7.2%増の711億3,500万円、営業利益は5.9%増の27億2,700万円。店舗売上高は全店ベースで8.0%増の702億5,400万円、既存店ベースで7.4%増の687億8,000万円と伸長。来店客数は全店・既存店とも低位ながらも前年同期をクリアし、客単価は既存店で6.6%増と高い伸びをみせた。

 第1四半期は、新しい取り組みとして直接輸入を開始。これまで仲介業者の力を借りて商品を調達していたが、海外の輸出事業者と直接取引を行う直接輸入を実現した。

 2026年3月期の連結業績については、売上高で1.5%増の2,860億円、営業利益で5.5%減の114億円、経常利益で5.6%減の120億円を見通し、増収減益決算を予想した。

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