マックスバリュ東海、上期は売上・利益ともに堅調
マックスバリュ東海(静岡県)が10月9日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比3.6%増の1,880億円、営業利益が8.6%増の62億円、経常利益は同じく8.6%増の62億円で、堅調な伸びとなった。
上期は、営業面では、時間帯に応じた品揃えや鮮度・出来立て商品の訴求など、基本の徹底に注力。デリカ商品の拡充や、冷凍食品の品揃え拡大に向けた冷凍ケースの入れ替えを28店舗で行うなど、成長カテゴリー商品の販売強化に取り組んだ。
また、生産性向上とサービスレベル向上の両立を目的に、電子棚札を93店舗に導入したほか、キャッシュレスセルフレジ導入を完了させ、現金セルフレジを33店舗に導入・増設するなど、レジ精算の利便性向上やレジ関連業務の削減に取り組んだことに加え、気象予測データを用いた農産品の自動発注支援システムを活用し、発注精度の向上による在庫量の適正化を進め、より鮮度の高い商品の提供と発注業務の負担軽減を図った。
上期の新規出店は2店舗で、競争力を高めるための改装を11店舗で実施。移動スーパーは販路拡大に向け、新規12台を含む計29台へと運行体制を拡充。ネットスーパー事業については、新規に2拠点を開設して計28拠点体制とした。ネットショップ事業は、地産域消を推進。また、無人店舗「Maxマート」の新規出店を進め、計71店舗体制へ拡大したほか、Uber Eatsを利用した商品配達サービスの拠点を11拠点開設し、計70拠点まで拡大した。
2025年2月期の連結業績については、営業収益で2.8%増の3,770億円、営業利益で1.6%増の137億円、経常利益で0.6%増の136億円を予想した。