第20位の「トイレとはいったいどんな場なのだろうか？」は、四国の優良企業フジ（愛媛県）の尾﨑英雄社長が長野県のツルヤ（掛川健三社長）を視察に行き、トイレのドアの貼り紙を見て感激した模様を報告したものです。店舗の論理ではなく、お客様の立場で、店舗設備を考え直さなければいけない、という目から鱗モノの内容でした。

第15位の「若い力でイノベーション」は、チェーンストア業界にも、若い経営者がどんどん増えているというものです。このBLOGでは、4人の経営者を紹介していますが、そのうちのヤオコー（埼玉県／川野清巳社長）の川野澄人副社長の近況を報告しますと、現在、同氏を中心に若手中心で経営計画を策定しているとのこと。実父である川野幸夫会長は「（ヤオコー）は後継者に悩まない恵まれた会社だ」と目を細めていました。これは昨日（12月13日）の話です。

そして、第14位の「ストアーズ社の風間晃さん」です。百貨店業界のご意見番であり、名物編集長で5月20日に急逝したストアーズ社の風間晃さんの追悼文です。お酒が好きな方で、『チェーンストアエイジ』誌編集部に配属になった駆け出し記者の頃には、大変お世話になったものです。仕事柄、また性格的にも、誘いは断れなかったようなところがあって…まだ60歳。本当に残念で仕方ありません。改めて、ご冥福をお祈りいたします。

「2012年のもうすぐベスト10」は以上です。やはり、ファーストリテイリング（山口県）の柳井正会長兼社長の注目度の高さが目立っています。

土曜日、日曜日のBLOGはお休みですので、ベスト5は月曜日（12月17日）の発表になります。

記事執筆者

千田直哉 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア編集局　局長

東京都生まれ。1992年ダイヤモンド・フリードマン社（現：ダイヤモンド・リテイルメディア）入社。『チェーンストアエイジ』誌編集記者、『ゼネラルマーチャンダイザー』誌副編集長、『ダイヤモンド　ホームセンター』誌編集長を経て、2008年、『チェーンストアエイジ』誌編集長就任。2015年、『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌編集長（兼任）就任。2016年、編集局局長就任（現任）。現在に至る。
※2015年4月、『チェーンストアエイジ』誌は『ダイヤモンド・チェーンストア』誌に誌名を変更。

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