恵方巻き、平均40円高く=豪華「海鮮」で値下げも―帝国データ

時事通信社
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恵方巻 イメージ
(i-stock/Wako Megumi)

 帝国データバンクは24日、2024年シーズンは節分に食べる恵方巻きの平均価格が前年より40円程度高くなっているとの調査結果を発表した。のりやかんぴょうなどの価格高騰が要因。ただ、高級志向の海鮮恵方巻きは、昨年大幅に上昇したマグロやエビの値段が下落に転じたことで、値下げや価格据え置きも目立った。

 コンビニエンスストアや百貨店など104社が販売する長さ18センチ前後の恵方巻きを対象に調査。一般的な「五目」、「七目」の太巻きは、全体の約7割が値上げとなり、平均価格は前年より39円高い948円だった。不作の影響により、昨年11月時点でのりが20%以上、味付けかんぴょうが30%以上、それぞれ値上がりした。

 一方、豪華な海鮮恵方巻きは、平均価格が1729円。前年より平均で40円アップしたが、マグロが5~20%、イクラが25%安くなったことで、価格の据え置きや値下げに踏み切った社も44.9%に上った。

 帝国データバンクの担当者は「値上げ幅が70~150円だった昨年に比べると、(価格上昇に)一服感も出てきた」と話した。

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