週刊スーパーマーケットニュース SDGsの観点も取り入れたスポンサー契約に注目
スーパーマーケットのスポンサー契約は、地域貢献を目的としたものが多い。米国では地元のスーパーマーケット「ジャイアンツ」とメジャーリーグベースボール(MLB)チームの「フィラデルフィア・フィリーズ」とのスポンサー契約、日本ではサミットと日本女子サッカー「なでしこリーグ」一部所属の「スフィーダ世田谷FC」のスポンサー契約が代表的な例として挙げられるだろう。そうした中、ヤマナカは、東山動植物園(愛知県東山市)の絶滅危惧種の動物とのスポンサー契約を結んだ。 地域貢献だけではなく、SDGsの観点も取り入れたこの契約に注目したい。(1月20~26日のニュースをまとめました)。
ユニバース
環境にやさしい「エコ野菜」を販売
ユニバースは1月24日から、「エコ野菜」のごぼうと長いもを55店舗で販売する。これは、店舗で発生した野菜や肉・魚、総菜などの食品残渣を食品リサイクル業者が堆肥に分解・再生し、協力農家がその堆肥を使って生産したもの。昨年11月に発売した「エコにんじん」に続く第2弾で、ごぼう6トン、長いも50トンを用意した。
JA全農
4年ぶりの「国産農畜産物商談会」
全国農業協同組合連合会は2月1~2日の2日間、東京都立産業貿易センター浜松町館で、生産者への販売支援や国産農畜産物の販売力強化の一環として「第17回JAグループ国産農畜産物商談会」を開催する。国産農畜産物や加工品などの販売チャネルの拡大を目的に、JAグループの地域色あふれた商品を実際の取引につなげていくための商談会で、4年ぶりの現地開催となる。第17回目となる今回は86団体が出展し、地域商品を紹介する。
また、2月1日から3月31日まではオンライン商談会を開催し、会場内のブースを再現したバーチャル商談会も行う。
NewDays
全店舗で「ニッポンエールフェア」
NewDaysは1月24日~2月13日に、日本各地の食材と農業生産者を応援する「ニッポンエールフェア」を、NewDays全店舗で開催。JAグループの原材料を使用したコラボ商品や「ニッポンエール」ブランド商品、国産牛乳の消費喚起や酪農の理解醸成を目的にした「酪農応援プロジェクト」商品を販売する。
マルエツ
「プチ上池袋二丁目店」をオープン
マルエツは1月26日、顧客のニーズやマーケットの環境変化に対応した都市型小型店舗として「プチ上池袋二丁目店」をオープンした。「鮮度」「商品との出会い」「ストレスゼロ」「繋がり」の4つの価値を提供していく。売場や品揃えの特徴は、以下のとおり。
<青果>使い切れる適量目商品、即食・簡便なカットサラダとカット野菜を多数品揃え。
<精肉>オリジナルの「優夢牛」「桜もち豚」「みちのく森林鶏」を小量目から販売。
<鮮魚>刺身などの生食商品を寿司売場で集合展開。
<冷凍食品>生鮮の冷凍食品の品揃えを強化(野菜や果実、馬刺しなどの冷凍肉、エンドウ豆のたんぱく質が主原料の「ビヨンド・ビーフ」、干物や加工魚など)。
<日配・一般食品>健康志向に対応した商品、冷凍食品の韓国食材・素材の良さを引き出したアイスクリーム、グミ、米・無菌米飯などを品揃えする。
<その他>「鮮魚鮨」、「窯焼ピッツァ」、食品から日用品までの「maruetsu365」を展開。こだわり品質商品は「黒」、手頃な価格商品は「緑」のPOPで表示。「もっとからだにイイコト!」の提案など。
- 所在地…東京都豊島区上池袋2-15-17
- 売場面積…89坪
- 売上目標…4.2億円
- 営業時間…9時~22時
- 従業員数…16名(8時間換算)
ツルヤ
オリジナル商品を東京・銀座で販売
ツルヤは2月3~12日、東京・銀座にある長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」でツルヤコラボフェアを開催する。りんごバターやドライフルーツ、りんごジュース、カレー、調味料など、ツルヤの人気商品を販売する。
マックスバリュ東海
「ちゃんとごはん」活動で常葉大学と弁当を共同開発
マックスバリュは1月28~29日に、常葉大学健康プロデュース学部の学生と共同開発した弁当「静岡トコトコ旅気分!アジわい弁当」(税込645円)を販売する。おいしい食卓を提供することを通して、健康的な生活や健康づくりに貢献する「ちゃんとごはん」活動の一環で、栄養について学ぶ学生とともに、バランスの良い弁当として商品化した。1日に必要な野菜の3分の1以上が入っているのが特長だ。
ヤマナカ
東山動植物園と動物スポンサー協定
ヤマナカは1月25日、名古屋市東山総合公園と「東山動植物園 動物スポンサー協定」を締結し、絶滅危惧種のツシマヤマネコのスポンサーになったことを発表した。期間は1月1日から12月31日まで。スポンサー料は、有料レジ袋販売による収益金の一部を充当する。
マックスバリュ西日本
香川県内でフードドライブ常設コーナーを設置
マックスバリュ西日本は、1月21日から香川県内のマルナカ18店舗で食料を提供するフードバンク活動を行い、うち16店舗でフードドライブ常設コーナーを設置した。18店舗は社内ルールに基づき、期限到来前に撤去して廃棄処分にしていた商品を、店舗と連携する団体に提供する。
今回の実施により、マックスバリュ西日本のフードバンク活動店舗は262店舗、フードドライブ常設コーナー店舗は53店舗となった。