資生堂、九州にスキンケア製品の新工場建設へ 投資額400―500億円

2019/02/05 10:30
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[東京 4日 ロイター] – 資生堂は4日、福岡県久留米市に新工場を建設すると発表した。主に国内外向けのスキンケア製品を製造する。投資額は約400―500億円を見込んでおり、2021年度中の稼働を予定している。

 

訪日客を中心に「メード・イン・ジャパン」のスキンケア商品の需要は高まっており、国内でも品薄の状況が生じている。こうした国内需要増のほか、九州という立地を活かし、アジアなどへの輸出需要にも対応する。

 

同社は、19年に稼動予定の那須工場(栃木県大田原市)、20年に稼動予定の大阪新工場(大阪府茨木市)の建設を明らかにしている。これに九州の新工場、既存工場の増強を合わせて、約1700億円超の投資になるという。

 

九州新工場の生産能力は年産1.4億個。次世代型工場として、IoTなどの最先端の技術や最新の設備を活用する方針。

 

(清水律子)

 

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