〔海外決算〕米アマゾンの7~9月期、15%増収=純利益は3四半期ぶり黒字
【シリコンバレー時事】米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが27日発表した2022年7~9月期決算は、売上高が前年同期比15%増の1271億0100万ドル(約18兆5800億円)となり、7~9月期としての過去最高を更新した。10月に米国などで行ったセールが奏功した。
純利益は9%減の28億7200万ドル。人件費などのコストは増加したが、投資先の米新興電気自動車(EV)大手リビアン・オートモーティブの株価上昇で、3四半期ぶりに黒字に転換した。
売上高は市場予想を下回ったが、1株当たりの純利益は上回った。
事業別では、ネットでの直販が7%増。外部出品者から得る手数料収入は18%伸びた。クラウド事業「AWS」は27%増だった。
10~12月期は、売上高が2~8%増の1400~1480億ドルと予想している。
◇アマゾン(AMZN)の決算の概要
22年7~9月期 市場予想 前年同期
売上高 127,101 127,450 110,812
純損益 2,872 ― 3,156
1株利益 0.28 0.21 0.31
(売上高と純利益は100万ドル、▲は赤字、1株利益は調整後)