【独メトロ】会社分割を完了、会員制卸と家電専門店事業に

2017/07/18 16:00
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 ドイツ小売業最大手のメトログループは7月12日、会社分割を完了、分割後の2社が13日にそれぞれ株式を上場した。

 

 分割後の新会社は、会員制卸事業の「メトロ・キャッシュ&キャリー(C&C)」「マクロ」とハイパーマーケット事業「レアル」を引き継いだメトロ(METRO)、家電専門店「メディアマルクト」「サターン」を引き継いでセコノミー(CECONOMY)の2社。

 

 メトロは35ヵ国で事業展開し、従業員は15万人以上、2016年度の売上高は約370億ユーロ(約4兆8000億円)。セコノミーが引き継いだ事業の16年度の売上高は約220億ユーロ(約2兆8000億円)だった。

 

 メトログループは15年、百貨店事業をカナダのハドソンズベイに売却、ベトナムのメトロC&C事業をタイの大手財閥に売却するなど事業再編を進めてきた。今回の会社分割で再編は完了し、今後はM&A(買収・合併)を含めた再成長路線に転じる方針だ。

 

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