【大手百貨店】5月は三越伊勢丹のみ減収、他3社は増収

2017/06/02 17:00
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 上場大手百貨店グループが発表した5月の売上高(速報値)は、三越伊勢丹が前年割れとなったものの、他の3社は増収だった。5月は好天の日が多く、気温の上昇で夏物衣料やサングラスなど季節商品の動きがよかったほか、訪日外国人(インバウンド)の需要も伸びた。

 

 三越伊勢丹の売上高(閉鎖した三越千葉店、同多摩センター店を除く)は前年同月比0.7%減で2ヵ月連続の前年割れだった。都心の基幹3店舗はプラスだったが、日曜日が前年より1日少なかったこともあり、郊外店が苦戦した。

 

 大丸松坂屋百貨店は0.8%増、髙島屋は2.2%増で共に3ヵ月連続のプラス。阪急阪神百貨店はインバウンドの売り上げが約5割増加したこともあり、5.4%増と好調。6ヵ月連続で前年実績を上回った。

 

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