【ミネラル水】16年度の市場規模は4.2%増の3005億円となる見込み

2017/03/13 00:00
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 矢野経済研究所によると、2016年度(16年4月?17年3月)の国内ミネラルウォーター市場の規模は前年度比4.2%増の3005億円(メーカー出荷額ベース)となる見込みだ。健康的なイメージが支持され、生活水として消費者の日常に浸透しており、市場は拡大基調が続く。15年度の市場規模は8.1%増の2885億円だった。

 

 16年4月に発生した熊本地震を契機に薄まりつつあった備蓄意識が再び高まっていることも追い風となる。また、フレーバーウォーターやスパークリングウォーターなどの派生商品が上位メーカーを中心にヒットしていることが市場を下支えしている。

 

 好調な需要を背景に、量販店では大型容器入り商品の値下げを抑制する動きが出ているほか、収益性の高い小型容器入り商品の提案を強化し、利益確保を狙う傾向が強まっている。

 

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