【食品メーカー4社】味の素、カゴメなどが共同物流、合弁会社設立

2016/12/05 00:00
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 食品メーカー大手の味の素、カゴメ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社の4社は12月1日、共同物流体制の構築に乗り出すと発表した。2017年3月に北海道、同4月に九州で物流事業の合弁会社を発足する。19年に各社の物流子会社を統合することも視野に入れながら、共同物流の全国展開を検討する。

 

 物流業界はトラックドライバー不足やそれに伴うコスト上昇、環境問題への対応など多くの課題を抱えている。共同物流体制を築くことでこうした課題に対応する。

 

 北海道では味の素物流子会社の北海道エース物流の株式を4社が均等に取得、社名を「F-LINE」に変更する。また、同じく味の素物流子会社の九州エース物流の株式をF-LINEがすべて取得したうえで、社名を「九州F-LINE」に変える。

 

 4社に日清オイリオグループとミツカンを加えた6社は15年2月、食品企業物流プラットフォーム(F-LINE)の構築で合意、これまで関東・関西間の中距離幹線輸送の再構築や北海道での共同物流の取り組みを進めてきた。

 

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