【街角景気】 現状判断は4ヵ月ぶりの上昇、基調判断を上方修正

2016/08/16 00:00
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 内閣府が発表した7月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は前月比3.9ポイント上昇の45.1となり、4ヵ月ぶりに前月を上回った。これを受けて内閣府は景気の基調判断について、「引き続き弱さがみられる」から「持ち直しの兆しがみられる」に上方修正した。

 

 現状判断指数のうち、家計動向関連は4.3ポイント上昇の44.5。なかでも小売関連が4.7ポイント上昇の43.5と最も高い伸びを示したが、好不況の判断の分かれ目となる50の水準には届かなかった。

 

 2~3ヵ月先の景気予想を聞いた先行き判断指数も5.6ポイント上昇して、47.1となった。上昇は2ヵ月ぶり。内閣府は「海外経済や金融資本市場の動向などへの懸念がある一方、経済対策への期待がみられる」としている。

 

 同調査は小売店主や中小企業経営者、タクシー運転手など景気動向に敏感な全国2050人を対象に毎月25日から月末に行っている。

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