イズミ、熊本地震による被害で特損95億円、3店舗休業中
イズミ(広島市)は熊本地震による建物の損傷や商品の被害などで約95億円の特別損失を2017年2月期第2四半期に計上すると発表した。このうち8億5300万円については、第1四半期(16年3?5月)に「災害による損失」として計上した。
同社では熊本市内にある2つの大型ショッピングセンター、「ゆめタウンはません」と「同サンピアン」のほか、子会社のゆめマート(熊本市)が運営する食品スーパー1店舗が現在も休業中で、今秋の営業再開を目指して、復旧工事を進めている。
一方、すでに営業を再開した店舗では売上げが前年を大きく上回って推移していることから、17年2月期通期の売上高や営業利益への影響は軽微にとどまる見通しだ。
同社が発表した第1四半期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比13.2%増の1716億円、営業利益は3.8%減の77億円だった。