【消費者物価】 8月は0.1%の下落、2年4ヵ月ぶり

2015/09/29 00:00
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 総務省が発表した8月の全国消費者物価指数(2010年=100)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が103.4と、前年同月比で0.1%下落した。原油安で電気代(5.1%下落)やガソリン価格(17.8%下落)が下がった影響などで13年4月以来、2年4ヵ月ぶりの物価下落となった。

 

 10大費目のうち食料は2.7%の上昇だった。野菜の相場高で生鮮食品が7.6%の上昇となったほか、生鮮食品を除く食料も1.8%上がった。

 

 食料・エネルギーを除く総合指数は0.8%の上昇と7月(0.6%上昇)より上げ幅が拡大しており、全般的には上昇基調にあるともいえる。家具・家事用品(1.6%上昇)や被服及び履物(1.7%上昇)なども7月に比べて上げ幅が広がっている。

 

 全国の先行指標となる9月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合で101.9と0.2%の下落。3ヵ月連続で前年の水準を下回った。一方、食料・エネルギーを除く総合指数は0.6%上昇で、上げ幅は8月(0.4%上昇)より拡大した。

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