大阪いずみ市民生協、「楽天全国スーパー」に出店 23年春を予定
大阪府南部で事業を展開する大阪いずみ市民生協(大阪府堺市)は、楽天グループが運営する「楽天全国スーパー」に出店することで合意した。同生協が運営する「コープのお店」が、2023年春をめどに楽天全国スーパー上でネットスーパーのサービスを始める。
楽天全国スーパーは、食品スーパー事業者向けに楽天が受注管理やオンライン上の決済などの機能を提供するプラットフォームで、西友と協働運営する「楽天西友ネットスーパー」のノウハウが盛り込まれている。
大阪いずみ市民生協は1974年に創立され、約55万人の会員を対象に宅配サービス「コープの宅配」や食品スーパー「コープのお店」10店舗を展開している。生協の宅配サービスは週1回の注文・配達となっているが、楽天全国スーパーに出店することで組合員がいつでも商品を注文できるようにする。
楽天全国スーパーは店頭の在庫を利用者に届ける店舗出荷型のネットスーパーで、ベイシアといなげやが同プラットフォームを利用したネットスーパーを数店舗で展開している。生協で楽天全国スーパーへの出店を決めたのは、大阪いずみ市民生協が初めて。