【消費支出】 5月は実質4.8%の増加、14ヵ月ぶりのプラス

2015/06/30 00:00
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 総務省が発表した5月の家計調査によると、2人以上の世帯の1世帯当たりの消費支出は28万6433円で物価変動の影響を除く実質ベースで前年同月比4.8%の増加だった。消費増税前の駆け込み需要や増税後の買い控えの影響が一巡し、14ヵ月ぶりのプラスとなった。

 

 消費支出を項目別にみると、10大費目のうちマイナスとなったのは「教養娯楽」(1.9%減)だけで、その他はすべてプラスだった。住宅リフォームなどが増えた「住居」は23.6%増、家電を含む「家具・家事用品」が19.3%増、自動車の購入が増えた「交通・通信」が14.8%増と高い伸びを示した。「食料」は0.7%増だった。

 

 一方、サラリーマン世帯の実収入は43万325円で、実質1.5%の増加だった。プラスは2ヵ月連続。世帯主の収入は15ヵ月連続のマイナスとなったが、配偶者の収入が5.3%増えた。

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