イズミ、5期連続で営業最高益を更新、15年2月期
イズミ(広島市)が発表した2015年2月期の連結営業利益は前期比4.2%増の303億円だった。会社予想の311億円には届かなかったが、5期連続で最高益を更新した。
旗艦店の「ゆめタウン広島」で大規模なリニューアルを行うなど既存店活性化投資を積極的に行った結果、既存店売上高(単体)は直営で1.4%増、テナントを含めて1.8%増と堅調だった。3店舗を新設した効果もあって、売上高に当たる営業収益は4.1%増の5797億円となった。14年7月に地場食品スーパーの広栄(熊本市)を完全子会社化したことも増収に寄与した。
2月にスーパー大栄(北九州市)を子会社化した効果もあり、16年2月期の連結営業収益は11.8%増の6482億円と2ケタの伸びとなる見通し。営業利益は9.8%増の333億円を見込んでいる。
新規出店については、大型ショッピングセンター(SC)の「ゆめタウン廿日市」(広島県廿日市市、店舗面積約4万6000平方メートル)、食品スーパー業態の「ゆめマート佐賀中央(仮称)」(佐賀市、約2680平方メートル)、近隣型SCの「ゆめモール筑後(同)」(福岡県筑後市、約5700平方メートル)の3店舗を計画している。