近商ストア、近鉄の完全子会社に、グループ再編で
近畿日本鉄道(以下、近鉄)は10月1日付で食品スーパー子会社、近商ストア(大阪府)を完全子会社化する。
近商ストアには現在、近鉄が80.6%、近鉄百貨店が19.4%を出資しているが、株式交換方式で近鉄が完全親会社となる。
近鉄は来年4月1日付で持株会社、近鉄グループホールディングスに移行する予定で、グループ再編に合わせて近商ストアを100%子会社化することにした。
近商ストアは関西で約40店舗を展開、2014年2月期の売上高は583億円、営業利益は1億2500万円となっている。
近商ストアは2011年にセブン&アイ・ホールディングスと資本・業務提携を結び、セブン&アイが約30%を出資、近鉄に次ぐ第2位株主となっていたが、今年になって提携を解消した。