【三菱食品】 前期の営業利益は8.0%減の156億円、今期は5.2%増を予想
食品卸大手の三菱食品が発表した2014年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.0%増の2兆3882億円、営業利益は8.0%減の156億円と増収減益だった。低温食品事業を中心に総合スーパーやコンビニエンスストアとの取引が増加して売上高が伸びたものの、低価格化の影響などにより採算が悪化、特に加工食品事業、低温食品事業で収益性が低下し、減益となった。酒類事業や菓子事業は増益だった。
15年3月期の業績については、売上高が2.2%増の2兆4400億円、営業利益が5.2%増の165億円と増収増益を見込む。デリカ総菜やチルド食品など成長分野である低温食品事業を強化して業容拡大につなげる。また、物流費を中心としたコスト削減を進めるほか、取引採算の管理を強化することで収益性を改善する。