米アマゾン、中国で「キンドル」終了へ=競争激化で苦戦か
【北京時事】米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムは2日、中国で電子書籍アプリ「キンドル」のサービスを終了すると発表した。地場企業との競合で苦戦しており、採算悪化に伴う判断とみられる。
来年6月末に電子書籍の販売を終え、その1年後にアプリ配信も停止する。中国メディアによると、キンドルのシェアは近年、地場企業に押される形で低下していた。
中国では独自の市場慣行などを背景に、外資系企業が競争で苦戦する事例が相次いでいる。米民泊仲介大手エアビーアンドビーは5月、中国市場からの撤退を発表。アマゾンも2019年に中国向けのネット通販事業から撤退している。