【ヤマダ電機】 ベスト電器の子会社化を完了、ビックは第2位株主に
ヤマダ電機は12月13日、ベスト電器の第三者割当増資を引き受け、同社を子会社化した。出資比率は7.49%から51.16%に高まった。
一方で、第1位株主だったビックカメラの出資比率は15.12%から7.98%に低下した。ベストはビックと提携を結んでいるが、解消に向けて今後協議に入る見通し。
ベストの2013年2月期の連結売上高は2228億円の見通しだが、同社を子会社化することでヤマダの連結売上高は1兆9000億円を超え、2兆円突破が視野に入る。
ベストは今回の増資で調達した資金で既存店の改装や不採算店の閉鎖を進め、収益力のアップを図る。一方、ヤマダはインドネシアに14店舗、シンガポールに10店舗など東南アジアに足場を持つベストとの連携を深めて、自ら東南アジアに出店することも視野に入れる。