近鉄百貨店、新本店は来夏以降順次開業、4500万人の来客見込む

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 近鉄百貨店は11月6日、大阪市阿倍野区で建設中の複合高層ビル「あべのハルカス」に入居する同社旗艦店舗の概要を発表した。

 店舗はタワー館(地下2階~地上14階)とウイング館(地下2階~地上9階)の2棟構成で、総営業面積は10万平方メートルと百貨店として国内最大規模。タワー館を2013年夏に先行オープンさせ、14年春にはウイング館を含め全面オープンする。

 面積は建て替え前の約1.3倍に拡張、店名は「近鉄百貨店阿倍野店」から「あべのハルカス近鉄本店」に変更、初年度は旧阿倍野店の約1.5倍となる4500万人の来店を見込み、年商は1500億円を目指す。

 物販面積の4割を専門店街として若い女性向けの商品を増やすほか、全体の4分の1はサービス機能やコミュニティ機能など物販以外のスペースに割り当てる。タワー館12~14階は総面積1万1000平方メートル、42店舗が入居する日本最大級のレストラン街を展開、ウイング館屋上には百貨店初となる屋上貸し菜園(600平方メートル)を設ける。

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