第1回 どうやってデジタル活用を始めたか

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5年で環境激変クラウドの時代

 デジタル活用のポイントは大きく分けて3つあると思います。

 1つは自分で使ってみることです。理屈で理解しても使ってみないとわからないことが実際たくさんあります。

 やりたいことを実現するためにどのようなツールを使ったらいいのか、社内のエンジニアにも聞きました。細かい内容についてはエンジニアに頼っていいと思いますが、根本的にそれを使って何をしたいのかは経営層が決めなければいけません。

 よくほかの企業で聞くのは、ITベンダーが提案し、そのままその案を採用してしまうことです。グッデイが違和感なくデジタルを活用できるようになったのは、社内でどのように活用するかを決めているからです。

 2つ目は、何のために使うのかを明確にすることです。よく失敗するのは「AIを使いたい」、「データ分析をしたい」という手段と目的が入れ替わってしまっているときです。業務を楽にするためにITを使っていく、ということを忘れてはいけません。

 3つ目は、クラウドサービスを使ってみることです。クラウドの普及によって、大きな初期投資が必要でなくなったため、大企業でなくても負担なく便利なツールを使えるようになりました。以前は同じことをやろうとしても、サーバーを買って、ITベンダーに運用をお願いしないといけないためコストがかさむうえ、面倒でした。

 クラウドは他企業のノウハウもオープンになっているため、どのように使ったらよいのか真似をすることができます。

 

BIツールのタブロー
tableau:BIツールのタブローは表やグラフで視覚的にデータを見やすくできる

この5~10年でデジタル活用の環境そのものが激変しました。そういう意味で、グッデイが約5年前から本格的にデジタル活用に取り組み始めたのはいいタイミングだったと思います。

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