サツドラホールディングス(HD)は9月23日、DataGateway(データゲートウェイ、東京都目黒区)と共同でブロックチェーン技術を使った決済システムの実証実験を行うと発表した。
サツドラHD傘下のリージョナルマーケティング(札幌市)が運用する共通ポイントカード「EZOCA(エゾカ)」を中心とした決済ネットワークにブロックチェーン技術を組み合わせることで安全性を高める。また、データ分析を活用した新たなサービスの展開を目指す。決済アカウントに本人確認用のIDをひも付けることで、自治体の公共サービスと連携することも視野に入れる。
エゾカの会員数は5月1日時点で約190万人、道内の世帯カバー率は68.2%となっている。
ブロックチェーンはインターネットで結ばれた複数のコンピュータにデータを分散保管する技術。1つのコンピュータがサイバー攻撃を受けてもデータが危険にさらされることがなく、データの改ざんを防ぐこともできる。
今回の実証実験の具体的なスケジュールなどは明らかにしていない。