東急百貨店、デパ地下総菜を1時間以内に宅配、ベンチャー企業と実証実験
東急百貨店は8月11日、ベンチャー企業のシン(東京都目黒区)と共同でデパ地下総菜を1時間以内に宅配するサービスの実証実験を始める。2019年11月に開業した渋谷駅の新駅ビル「渋谷スクランブルスクエア」に入居する食品専門店の総菜を配達する。
実証実験は3カ月間続ける。シンがこのほど正式スタートさせた料理宅配サービス「Chompy(チョンピー)」のスマートフォン(スマホ)アプリから、渋谷スクランブルスクエア内で東急百貨店が運営する「TOKYU Foodshow EDGE(東急フードショーエッジ)」に入居する19店舗の総菜を注文できる。
スマホアプリから注文が入ると、東急フードショーエッジのスタッフが専門店から商品を受け取り、チョンピーの配達員が自宅やオフィスなどの指定場所まで届ける。東急フードショーエッジの複数の店舗の商品を一度に注文することもできる。
チョンピーは、渋谷駅から3キロメートル圏内の飲食店の料理を宅配するサービスで、20年2月から試験的に運営を始めていた。現在は約400店舗が登録しており、今後もエリア拡大に併せて登録店を増やしていく予定だ。