着想から1年で!アダストリアがネットフリマサービスを始めた4つの理由
EC領域での魅力をさらに高める
「スタッフと顧客のつながり」のほかに、「ドットシィ」のリリースによってどのような効果がもたらされるのか。
「より多くのお客さまから選んでもらえるECサイトになること。『ユーズド品と通常商品の両方を使い分けできるから、アダストリアで購入しよう』というように、選ぶきっかけの一つになることを期待している」
同社にとってはじめてのCtoCビジネスとして立ち上げた「ドットシィ」であるが、着想から1年以内という速さでリリースに至っている。2023年3~8月期も過去最高の業績を記録するなど好調が続く中、EC領域でより魅力を高めるための道筋も描いている。
「現時点で『ドットシィ』で出品できるユーズド品はレディスとメンズのみだが、カテゴリーを増やしてキッズやグッズなどを展開したり、お客さまに出品していただける形も将来的には視野に入れている。また、『ドットシィ』以外にもファッションから派生する周辺サービスも積極的に検討していく」と田中氏が語る通り、今後もスピード感のある挑戦が続く。