対話アプリ大手のLINEは4月18日、外食店のテークアウト商品をLINEアプリで注文できるサービス「LINEポケオ」を始めた。すかいらーくホールディングス系列のファミリーレストラン「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」の国内約2000店舗の商品を注文できる。
6月以降は、松屋フーズが運営する牛丼の「松屋」、とんかつの「松のや」も利用できるようになるほか、コーヒーやファーストフード、スイーツなど順次、対応店舗を増やしていく予定だ。2020年までにLINEポケオの対応店舗を3万店舗に拡大することを目指す。
LINEアプリで近くの対応店舗を検索し、テークアウト商品を注文することができる。サービス開始当初は店舗で料金を支払う必要があるが、6月からはスマートフォン決済の「LINEペイ」で事前に精算できるようになる。
LINEポケオで注文すると、LINEポイントが貯まる。4月27日からは、初めてLINEポケオを利用する人を対象に、購入金額の10%をLINEポイントで還元するキャンペーンを始める。
LINEは2017年7月から全国1万4000店舗の飲食店に出前を注文できるサービス「LINEデリマ」を展開しており、18年第4四半期の取扱高が前年同期比で18%伸びるなど利用を増やしている。
今後はLINEポケオで、成長が続く中食市場を開拓していく。