ビームス販売員に聞く「オンラインで売上を上げるコツ」
メディア特性に沿ってキャラを変える
隈元さんの活動は多岐に渡る。スタッフ投稿、YouTube、インスタグラム、ライブコマースなどあらゆるチャネルで販売活動を行うことで、多くのファンを獲得してきた。
「接客」と一口で言っても、実店舗、ECサイト、動画(ライブ配信)では、その方法が異なるそうだ。
店舗では、客一人ひとりの要望に合わせてコーディネートを提案し、One to One接客を行う。ヒヤリング力が物をいい、客が求めるニーズにいかに的確に応えられるかがポイントとなる。
ECサイトでは、販売員がモデルとなって商品を着用し、リアリティを持ってコーディネート提案を行う。スタッフ投稿と異なり「商品を紹介すること」が大前提なので、プライベートな投稿は控え目に。商品説明をわかりやすい文章で行うスキルが求められる。
YouTubeやインスタグラムなどの動画配信は、ECサイトより販売員の人格が伝わりやすいという特性がある。そのため、自分の考えや個性、プライベート感を意識的に出すのがポイントだ。言葉づかいも、ややカジュアルな方が好まれる。人柄も込みで「隈元さんから買いたい」「隈元さんのコーディネートを真似したい」と販売員自体にファンがつくのがYouTubeやインスタグラムだという。